NPO法人あぐりねっと21は、みやぎの農業、農村活性化支援のため、平成15年4月に設立し（宮城県より認証）、その後平成23年6月の『特定非営利活動促進法』の改正に伴い、所轄官庁がそれまでの宮城県から仙台市へ変更となり、平成25年4月に仙台市より再認証されました。また、平成28年6月同法改正を機に、定款にも盛り込んでおります本法人の特定非営利活動を「農山漁村又は中山間地域の振興」、「環境保全」、「子どもの健全育成」、「国際協力」の4分野に整理、平成30年9月19日付けで仙台市より認証され、現在、これらを中心に活動を展開しております。
　そして、この4月には、法人設立から20年目という節目を迎えております。ここまで永くNPO法人として持続できましたのは、偏に会員並びに関係各位のご理解と多大なるご支援の賜と存じ、厚くお礼を申し上げます。
　ところで本法人では、近年は平成23年3月の東日本大震災の復旧事業関連の業務、宮城県によるJICA草の根技術協力事業、大崎地域世界農業遺産申請・推進の関連業務等で、受託業務のウェートが大きくなり、それに合わせた運営体制を敷いてきましたが、上記の関連業務はほぼ完了し、今後は受託業務件数の大幅な減少が予測されます。また受託業務の担当者の高齢化等の問題もあります。このような課題を考慮しながら、今後の本法人の活動は、現在の受託業務に偏重した状況から、法人設立当時のボラティア活動に原点回帰を行い、法人の定款にも盛り込んでいる４つの特定非営利活動を継続していければと思っております。このため、早急に今後の運営体制についても抜本的に見直していく所存でございます。
　つきましては、会員の皆様並びに関係者の皆様には、このような状況についても、ご理解をいただき、引続きのご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人あぐりねっと２１
理事長　加藤　徹